京都府議会文教常任委員会 管外視察 4/27
管外視察の3日目は、朝から東京都八王子市内にある八王子市立高尾山学園へ。この学校は、不登校児童生徒のための体験型学校として平成15年4月に特区の認定を受け、平成16年4月に開校された小中一貫教育を行う市立の学校です。
施設はもともと廃校になった小学校(団地の真ん中にあり、その団地も高齢化が進み子どもたちの数が減ってきたため)の校舎を活用されています。
公立のフリースクールというわけではなく、「教育課程が不登校の子ども向けということだけが特別な公立校」という位置づけで、児童・生徒たちは地元校から転校して通学しています。現在では、小学部に8名、中学部に85名の合計93名が通学しています。
開校当初は、八王子市内だけではなく、近隣県からも子どもたちが通学していたようですが、今では87%が八王子市内からの通学となっているようです。また、年2回の学年の途中に新規転入学者を受け入れておられ、その際には転入学希望者への体験教室を2週間実施し、その中で学校生活にとけ込むことが出来るのかなどを、学校・保護者・生徒たちが話し合って転入学することになっているそうです。そこで校長先生が、「やはり不登校の児童・生徒たちにとって、学校に来るという行為が高いハードルとなっているようで、まずはそのハードルを越えるように協力していかなければならないと」と、おっしゃっておられましたし、また「学校らしくなることで、馴染めなくなって、この学校でも不登校になる児童・生徒たちがいる」とも話しておられました。このことからしても、本当に難しい学校運営をされているなと感じました。
京都府においても、決して不登校が特別な事例というわけではなく、ごく当たり前に出現する事例ととらえて取り組んでいかなければなりません。また、フリースクールなど民間の教育団体とも協力して、学習支援などをもっと展開していかなければならないと考えています。そのためのハードルもまだまだ高いところがありますが、高尾山学園の取り組みのように、様々な形態を活用することが必要なのかもしれません。非常に有意義な視察でありました。