民主党らしさを求めて
菅直人新総理が誕生した。
今までとかなり違うのは、菅総理や仙谷官房長官は2世議員ではないと言うことです。ここに期待を寄せるところは大きいです。これで5年間に5人の総理という負の連鎖が断ち切られることを願うばかりです。
昨年の政権交代から8ヶ月が経ちました。私は政権を取っても良いことばかりがあるわけではない、やせ我慢しなければならないこともある、しかしそれは今までから民主党として活動してきた私自身にある「民主党らしさ」の発露からそう思うところがありました。
民主党は、もともとあれもこれもやると言ってきた政党ではありません。むしろ、国民の皆さんには厳しく聞こえるようなことも言ってきました。そのことに対する評価が根底にあって、政権交代に繋がったと思っています。そう思うと、政権を獲って以降の我々はやはりその部分を置き去りにしてきたのではないかと思っています。
私たちは、政治の透明化、オープン化を掲げ、それによって税金の無駄遣いを廃し、既得権益を一掃し、国民に説明責任を果たせる税の使い方をすることが出発点です。決して獲得した権力を貪るわけではありません。そのことを今一度、国会議員や地方議員が認識し、その理念を共有し、歩みを進めていかないことには国民の真の信頼は勝ち得ないと思っています。
そのためには戦い続けなければなりません。そこには、政権交代という偉業を果たしていただいた国民の皆さんへの信頼感とともにあることは言うまでもありません。
それが見える化されない限り、一時的な支持の回復でしかないと思っています。大きな課題ですが、菅新総理の下、我々はそのことに地道に取り組んでいかなければなりません。
地方でも頑張って参りますので、これからもよろしくお願いします。